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スマートカードの乗り継ぎ割引は?

長崎県の多くの路線バスや路面電車(長崎電気軌道)などで取り入れられている「長崎スマートカード」。
多くの方々が利用されています。

今回は、その乗り継ぎ割引についてですが、複数の交通事業者のホームページで確認してみますと、ある共通点や盲点にたどり着きました。

まずは、皆さんがご存じのとおり、
A.運賃合計の5%を2乗車目の運賃から割引
次(B)に挙げる条件を満たして乗り継いだ場合、2乗車分の運賃合計の5%(四捨五入して10円単位)を、2乗車目の運賃から割引するシステムです。
条件が揃えば、現金で乗るよりお得です。

続いて、
B.同一停留場(または同一扱いの他停留場)で、30分以内に、同一事業者の便に乗り継ぐ
ほとんどの場合は同一名称の停留場での乗り継ぎに限られます(同じ停留位置とは限られていません)。
但し、長崎駅前と長崎駅前南口と長崎駅前東口は同一扱いとなっていますので、こちらは名称が異なっても対象となります。
また、長崎新地ターミナルや中央橋、横道、江川、東望切通(県営バスは切通)など、3ヶ所以上に同一名称の停留場が設けられている場合も、同一停留所となります。
この条件とともに、降車から30分以内に、同一事業者(または、長崎バス・さいかい交通の相互間)の便に乗り継ぐことで、乗り継ぎ割引の条件を満たすことになります。
これがネックになるケースは、意外と多いようです。

乗り継ぎ割引の対象となる組み合わせの例)
1.横道(長崎駅前方面のりば)で降車→横道(滑石方面のりば)で乗車
2.中央橋(県庁裏門・アリタ前)で降車→中央橋→中央橋(イケダ前)で乗車
3.長崎駅前南口(日本海庄や前で降車)→長崎駅前東口で乗車
4.大串で長崎バスの便を降車→大串でさいかい交通の便に乗車

意外と気づきにくいのが、
C.乗り継ぎ割引が適用された次の乗車は、割引されない(1乗車目と同じ扱い)

D.1日2回まで
多くの方々が、ここに行き着かないであろうとは思いますが、1日2回までという制限が設けられています。
従って、時間をうまく詰めて乗っても、5乗車目と6乗車目の間以降は乗り継ぎ割引がないことになります。
最大限に活かすために、安い運賃の次はわざと30分以上あけて、運賃の高い2乗車をくっつけるというのも手です。

さらに気づきにくいのが、
E.割引は1回最大100円まで
この条件まで掲示しているのは西肥バスのホームページのみですが、おそらく全事業者であろうと思います。
2乗車の合計が2,100円以上となる組み合わせでも、100円を超える割引は行われないことが分かります。
複数人分を1枚のスマートカードで精算するのがあまりおすすめでない理由は、ここにもありました。
ちなみに、1人分でそこまで運賃が上がるのは、西肥バス・島鉄バスの2社だけではないかと思います。

【参照ページ】
長崎バス>長崎スマートカード>特典
長崎バスホームページを確認する

西肥バス>長崎スマートカード
西肥バスホームページを確認する

九州商船の乗船料の仕組みは?

九州商船といえば、長崎~五島(福江・奈良尾・奈留島)や佐世保~上五島を結ぶフェリーやジェットフォイル便の航路を持つ事業者ですが、その乗船料の仕組みを学んでみたいと思います。
教会で、五島ゴスペルクラブの前にお知らせされるとき、
「往復で5,000円少々になると思われます。」
と少し濁して案内されますが、これは月ごとに乗船料が変わるため、「明確にいくら」というのが定まりづらく、こうせざるを得ないのです。
では、乗船料の仕組みはどのようになっているのでしょう。

ちなみに今回は、
乗船料=1回の乗船にかかる全体の金額
運賃=土台となる金額
燃料油価格変動調整金(以下、調整金と略します)=九州商船が定める加減額
と定義させていただきます。

毎月、読めない変化が起きている?
何か複雑な計算に基づいている?

・・・そんなことはありません。

カーフェリー2等の場合、
乗船料=運賃+調整金+指定料金(2等指定の場合のみ)
となっていますが、実はこのうち、改定しない限り一定となっているのが「運賃」と「指定料金」です。
さらに、このあと出てくるジェットフォイルでは、指定料金の絡みはありませんが「特急料金」が加わります(こちらも一定です)。
例えば、長崎-五島各港(福江・奈良尾・奈留島の相互を含む)航路の、8月の運賃表を見てみましょう。

長崎-五島各港の乗船料(大人2等、無割引)は2,110円となっていますが、そのうち140円は調整金となっていますので、

乗船料2,110円-調整金140円
=1,970円が運賃の部分となります。

また、2等指定を選んでも、区間ごとに設定された調整金は同じですから、指定料金も区間に応じて定まっていることも分かります。
参考までに、長崎-五島各港の指定料金は

指定料金=乗船料2,930円-運賃1,970円-調整金140円=820円

となります。
他の区間でも同様に計算すれば、運賃や指定料金が算出できます。

さらに、ここまでに算出した運賃1,970円や指定料金820円は、次の表(7月)からも同じ額が算出でき、他の区間(五島3港の間)でも運賃と指定料金は月ごとの変化がないことから、運賃と指定料金は月に関係なく区間ごとに一定となっていることが分かります。

よって、月ごとに変動している大元は、調整金のみであることが言えます。

ちなみに、九州商船で行われている各種割引制度も紹介されていますが、

表の下に小さく表記されているとおり、調整金は(小児割引を除いて)割引されませんので、あしからず。
しかも、各種類に「運賃の」とついていることから、すでに察した方もいらっしゃるかもしれませんが、調整金だけでなく、ジェットフォイル乗船の場合に加算される特急料金も割引対象外です(カーフェリーの2等指定料金については何の記載もありませんが、指定料金もおそらく対象外かと)。

この2つの表を用いて、障害者割引(大人)で長崎-五島(福江・奈良尾)の場合で例えてみますと、

乗船料3,430円
=運賃5割引1,830円+特急料金無割引1,360円+調整金無割引240円

として算出されます。
確かに、運賃以外は割引がされていません。
つまり、障害者割引が「きれいさっぱり半額!」とならない原因が、「運賃以外にいろいろくっついてくるコザコザ」というわけです。wwwww

ですから、どの割引の場合でも、運賃部分と割引額がいくらなのかというのをあらかじめ把握できれば、

「割引後の乗船料」=「無割引の乗船料」-「運賃部分の割引額」

で計算してみると、手っ取り早いのではないかと思います。
とはいえ、各種障害者は5割引と大きいですし、学生割引なら2割引、15名以上の一般団体でも1割引なので、実は割引制度が意外と充実しているのも事実です。

あと、カーフェリーの「島発往復割引」の項目に「復路運賃の2割引」と複雑そうな表記がありますが、これは「五島各港発の運賃は割引しませんが、五島各港行きの運賃を2割引しますよ。」という意味です。
括弧書きで「引換券は予約ではありません」とありますので、復路の日時や便が定まっていなくても割引の機会が受けられるというポイントも挙げられます(条件に従って利用できればの話ですが)。
五島に住所を置いている方でなくても利用できるようで、教会ではNドクターが毎回この割引を上手く利用しているようです。
従って、次の五島ゴスペルクラブの戻りの際に、復路乗船券における割引の有効期限を確認して、使えると思ったら受けておくとよさそうですね。

ところで、九州商船ホームページでは、当月~翌々月の乗船料を確認できます。

トップページの「航路・ダイヤ・運賃」から、そのまま下にスクロールすれば当月の乗船料が確認でき、

「平成〇〇年〇月の時刻表・運賃表はこちら」を選択すると、その月の乗船料と時刻表が確認できます。

ちなみにこの画像加工は、PhotoDirectorというアプリを、いろいろいじってたら見つけました。ww

(自分が動画編集で使ってるアプリのPowerDirectorと同じところが出してます)

“バスで教会へ!10/茂木線+江平線編” を YouTube で見る

ついに10作目となる、教会へ行く動画10ができました。
タイトルにも出ていますが、今回は北浦から乗り、黒橋や田上、愛宕町や浜の町を通り、中央橋で乗り継ぎ、浦上天主堂前で降りています。

なお、茂木や北浦からのみに限らず、宮摺、千々、田上(愛宕町経由の場合)、三景台団地や唐八景などからお越しの際も、中央橋および長崎駅前~宝町での乗り継ぎは共通しておりますので、この動画をご参考いただければ幸いです。

2015年4月のダイヤ改正より、溝川-茂木線が溝川-中央橋と稲佐橋方面-茂木方面とに2分されました。
そのため、茂木線では直通で松山町までご乗車いただくことができなくなりましたが、これを機会に、江平線に乗り継いでみてはいかがでしょうか。
そういうわけで、今回の動画では中央橋で江平線に乗り継ぎ、浦上天主堂前で降りて歩いて教会へ行くコースです。