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九州商船の乗船料の仕組みは?

九州商船といえば、長崎~五島(福江・奈良尾・奈留島)や佐世保~上五島を結ぶフェリーやジェットフォイル便の航路を持つ事業者ですが、その乗船料の仕組みを学んでみたいと思います。
教会で、五島ゴスペルクラブの前にお知らせされるとき、
「往復で5,000円少々になると思われます。」
と少し濁して案内されますが、これは月ごとに乗船料が変わるため、「明確にいくら」というのが定まりづらく、こうせざるを得ないのです。
では、乗船料の仕組みはどのようになっているのでしょう。

ちなみに今回は、
乗船料=1回の乗船にかかる全体の金額
運賃=土台となる金額
燃料油価格変動調整金(以下、調整金と略します)=九州商船が定める加減額
と定義させていただきます。

毎月、読めない変化が起きている?
何か複雑な計算に基づいている?

・・・そんなことはありません。

カーフェリー2等の場合、
乗船料=運賃+調整金+指定料金(2等指定の場合のみ)
となっていますが、実はこのうち、改定しない限り一定となっているのが「運賃」と「指定料金」です。
さらに、このあと出てくるジェットフォイルでは、指定料金の絡みはありませんが「特急料金」が加わります(こちらも一定です)。
例えば、長崎-五島各港(福江・奈良尾・奈留島の相互を含む)航路の、8月の運賃表を見てみましょう。

長崎-五島各港の乗船料(大人2等、無割引)は2,110円となっていますが、そのうち140円は調整金となっていますので、

乗船料2,110円-調整金140円
=1,970円が運賃の部分となります。

また、2等指定を選んでも、区間ごとに設定された調整金は同じですから、指定料金も区間に応じて定まっていることも分かります。
参考までに、長崎-五島各港の指定料金は

指定料金=乗船料2,930円-運賃1,970円-調整金140円=820円

となります。
他の区間でも同様に計算すれば、運賃や指定料金が算出できます。

さらに、ここまでに算出した運賃1,970円や指定料金820円は、次の表(7月)からも同じ額が算出でき、他の区間(五島3港の間)でも運賃と指定料金は月ごとの変化がないことから、運賃と指定料金は月に関係なく区間ごとに一定となっていることが分かります。

よって、月ごとに変動している大元は、調整金のみであることが言えます。

ちなみに、九州商船で行われている各種割引制度も紹介されていますが、

表の下に小さく表記されているとおり、調整金は(小児割引を除いて)割引されませんので、あしからず。
しかも、各種類に「運賃の」とついていることから、すでに察した方もいらっしゃるかもしれませんが、調整金だけでなく、ジェットフォイル乗船の場合に加算される特急料金も割引対象外です(カーフェリーの2等指定料金については何の記載もありませんが、指定料金もおそらく対象外かと)。

この2つの表を用いて、障害者割引(大人)で長崎-五島(福江・奈良尾)の場合で例えてみますと、

乗船料3,430円
=運賃5割引1,830円+特急料金無割引1,360円+調整金無割引240円

として算出されます。
確かに、運賃以外は割引がされていません。
つまり、障害者割引が「きれいさっぱり半額!」とならない原因が、「運賃以外にいろいろくっついてくるコザコザ」というわけです。wwwww

ですから、どの割引の場合でも、運賃部分と割引額がいくらなのかというのをあらかじめ把握できれば、

「割引後の乗船料」=「無割引の乗船料」-「運賃部分の割引額」

で計算してみると、手っ取り早いのではないかと思います。
とはいえ、各種障害者は5割引と大きいですし、学生割引なら2割引、15名以上の一般団体でも1割引なので、実は割引制度が意外と充実しているのも事実です。

あと、カーフェリーの「島発往復割引」の項目に「復路運賃の2割引」と複雑そうな表記がありますが、これは「五島各港発の運賃は割引しませんが、五島各港行きの運賃を2割引しますよ。」という意味です。
括弧書きで「引換券は予約ではありません」とありますので、復路の日時や便が定まっていなくても割引の機会が受けられるというポイントも挙げられます(条件に従って利用できればの話ですが)。
五島に住所を置いている方でなくても利用できるようで、教会ではNドクターが毎回この割引を上手く利用しているようです。
従って、次の五島ゴスペルクラブの戻りの際に、復路乗船券における割引の有効期限を確認して、使えると思ったら受けておくとよさそうですね。

ところで、九州商船ホームページでは、当月~翌々月の乗船料を確認できます。

トップページの「航路・ダイヤ・運賃」から、そのまま下にスクロールすれば当月の乗船料が確認でき、

「平成〇〇年〇月の時刻表・運賃表はこちら」を選択すると、その月の乗船料と時刻表が確認できます。

ちなみにこの画像加工は、PhotoDirectorというアプリを、いろいろいじってたら見つけました。ww

(自分が動画編集で使ってるアプリのPowerDirectorと同じところが出してます)

五島へ行ってきました。その2

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今回も、九州商船の長崎港~五島のフェリーで、福江港へ。
五島ゴスペルクラブの働きです。

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今回の、行きの乗船券です。
・・・って、そっかぁ。
もう平成28年なんですよね。ww

ちなみに、今回も運賃表を見て計算してみましたが、手帳提示での運賃割引は、完全な半額ではなく、
運賃は半額(5円は10円に切り上げ)+燃料調整費は無割引
ということが確認できました。
今月は先月より燃料調整費が少し下がって、手帳提示では
12月)1410円→1月)1270円(前月比▲140円)
となってました。

あまりすっきりしない天気でしたが、途中、このような光景が見れました!

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海上ならではの光景ですね。

福江港から、今回はある特養の送迎車に楽器を積んで、慰問コンサート会場へ出発。

鬼岳

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長崎市内(中央橋バス停すぐのところ)に「鬼岳牧場」って精肉店がありますが、その鬼岳でしょうか?

海岸(海水浴場?)

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野母崎の海もきれいですが、それとはまたひと味違った風景が見れました。
ちなみに、海水浴シーズンに砂浜から入るのは観光客ぐらいで、現地の人たちは岩場から入るみたいです。

送迎車で30分ほどで到着。
会議室(?)で、昼食のあとで、五島ゴスペルクラブの練習とリハーサル。

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15時よりコンサート。
非常によい時間でした。

そのあとすぐ帰路に就きましたが、やっぱり五島をもっと見てまわってみたいですね。
時間に余裕がもっと欲しいような気が。
しかし、フェリーの時間とか、教会での奉仕とかが・・・。

帰りの乗船券です。

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券面右上のアルファベット2文字は、発行した港窓口の記号でしょうね。
長崎港→NA
福江港→FU
奈留島(なるしま)港とか奈良尾(ならお)港はどんな表記でしょうか?
見てみたいですね。

よい1日を感謝します。

もうすぐ2016年

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2015年、皆さんはいかがでしたでしょうか?

振り返ってみると、2015年はダイヤ改正のみならず、時津北部ターミナル開業、長崎バス・さいかい交通の運賃改定、空港の運賃改定も行われましたね。
県営バスの運賃も合わせて一部改定され、運賃が上下したとか。
他に、長崎電気軌道100周年、直後の脱線事故(に連れて、2号系統の日中運行)なども。

自分としては、(それまでほとんど長崎バス・さいかい交通のみだったのが、)県営バスや西肥バス&佐世保市営バスなどの区域にも入ったり、動画製作の開始、さらには五島行きフェリー初乗船、県内のマックスバリュ全店制覇(!?)など、いろいろ充実した1年でした。

2016年はどんな年になるでしょうか・・・。

抱負は2016年に入ってから書きたいと思います。

五島

水曜でしたが、

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賛美の働きの一部として、五島へ。

長崎港(大波止フェリーターミナル)には、せめて10分ほど余裕もって着いたつもりでしたが、

「あと2・3分で出港ですので、お急ぎ願います!」

・・・!!?

出港ぎりぎりでした。

しかしとりあえず乗って、船内で教会の方々と集合でき、8:05発の便は遅れもなく無事に出港。

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フェリーについて、長崎港~伊王島港は乗ったことがありますが、長崎港~五島(のうち、福江港)は初めてでした。

座敷で1時間祈り、船内散策。
その頃には雨がやんでました。

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船首から五島の方向。
・・・なんせ、140km弱の船旅のちょうど中間ぐらいだったので、島が見えるわけもなく。

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船内の設備などは、動画にて紹介しますので、ぜひお待ちください。
福江港に近づき、いろんな島が。

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さらには、福江港に着いてから、乗船券の半券にスタンプを押してもらって、記念に残すことができました。

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長崎港からおよそ3時間。
楽器などがあったため、福江港からタクシーで移動することになっていたようです。
五島ゴスペルクラブとして、2時間の練習、30分ほどのコンサートの時間をもつことができました。

・・・って。
よく考えたら、肝心な五島での動きを、写真としておさめてない!

ということで、その内容も動画にて紹介します。w
式見→教会の紹介動画も、途中まで作って、まだですし。
相次ぐコンサートに区切りが付いたら急がねば!

6時間弱という滞在時間は短く、あっという間に帰りの便の時刻。
物事によっては、1時間が異様に長く感じたり、逆にこのように6時間があっという間だったりしますよね。

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今回(初めて)の五島についての感想は、
「もっとじっくり見てまわりたい。」
でした。
行くなら、一般的にはやっぱり見る時間が欲しいですね。
しかし、どうしても船の時間が。w

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長崎港に向かって、船首と女神大橋。

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南山手・東山手。

今回はここまで。
今回挙げられなかったところは、後日、動画をアップします。

手帳がある場合の運賃割引について

身体障害者と知的障害者は、全国ほとんどすべての公共交通機関における割引が導入されています。
しかし精神障害者に限っては、けっこう多くの公共交通機関で割引がいまだに導入されていません。
インターネットで別のことを調べている途中、運賃割引の早期導入を求めるということで、福岡県ではいろんな方々が陳情書などを各機関に提出されているという動きを知りました。

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とても苦しんでいるようです。

別の陳情書より、交通に関する部分を抜粋。
まず、「障害者とは」から。

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ふむふむ。
障害者基本法に、このように定義付けられています。
この2つから、「身体障害者や知的障害者と同じ位置付けであるにもかかわらず、精神障害者だけ除外されるのは差別的ではないか。」ということにもなります。
続いて、バスにおける、精神障害者の運賃割引の状況(昨年10月時点)です。

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なるほど。
確かに格差が大きい。
あと、地域差がすごい。
長崎県にいると分かりづらいですが、九州全体をこのように見るだけでも、確かにこれでは導入を求める動きが起こる理由も分かります。
この表で九州全県を見ると、導入:非導入の比率は30:31で、ほぼ半分半分、微妙に半数未満ですね。
※鹿児島県の状況が変化し、現在は35:26となり、半数を超えました(後述参照)。

このうち、導入が進んでいる長崎県・熊本県・宮崎県の3県では、一般路線バスの100%が割引適用の対象となっています。
宮崎県は、宮交バスが1県の一般路線全線を独占的に管理・運行しているので、1社で全部です。

逆に、福岡県・大分県があまりにも少ないのが、なんだかかわいそうな気がします。
特に、大分県は皆無ですから、なおさらです。
福岡県は1社といっても、この1社は西鉄バスではなく、北九州市営バスだとか。
県内路線のほとんどを占める西鉄バスが導入していませんから、これはかなり大きいです。
代わりにもなりませんが、福岡市営地下鉄は導入しているとのことです。

佐賀県は、西鉄バスもそうですが、佐賀市営バスで導入されていないので、4社中3社(75%)となっているようです。
他の3社(昭和・祐徳・西肥)では導入されているとのことです。

鹿児島県では、この表では3社となっていますが、現在では8社導入(67%)に拡大されたそうです。

さて、加えて長崎県ではつい最近、鉄道2社(=島原鉄道・松浦鉄道)も、精神障害者が割引適用の対象に加わりました。
※長崎電気軌道は、すでに導入されています。
これで、(JRを除けば)長崎県の鉄道路線はいずれも、運賃割引が導入されたことが分かります。
昨年度までには見られなかった動きです。

さらに、多くのフェリーでも、精神障害者運賃割引が導入されているとのことですが、私たちのいる長崎県では、五島や壱岐・対馬へのフェリーも、割引の対象として挙がっております。

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九州商船(株)(長崎~五島)のホームページでは、身体・知的・精神障害者共通の「乗船運賃割引申込書」を、PDFでダウンロードできます。

九州商船のホームページはこちら

乗船券を購入する際、必要な枚数を提出するとともに、手帳(の内側)も提示が必要です。
最近、私たちの教会では、五島に行く機会が開かれています。
なので、行ける信仰を持って、ダウンロード+プリントアウトしてきました。

実際に窓口へ提出するのは右半分のみですが、左半分の記入例をアップにすると、……

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どこをどう記入するべきかが分かりやすく挙げられています。
特に、見落としやすい(記入漏れに気づきにくい)のは、左上の○付け(障害の種類)ですね。
また、介護者(付き添い者)が一緒に割引になるのは、この書面上部に括弧書きにあるとおり「障害者本人が第1種・第1級の場合のみ」であり、同時に「他の等級では障害者本人のみ割引」ということが分かり、さらに加えて「障害者本人と同一行程(旅程)の場合、かつ、障害者1人につき介護者は1人に限る」「手帳で、障害者本人が第1種・第1級であることを証明できる必要がある」ことは言うまでもありません。
介護者が同行しない場合や割引対象外となる場合、「介護者氏名及び年齢」は記入の必要はなさそうです。
ちなみに知的障害者の場合、A1・A2が第1種に該当するとされています(A1だけではありません)。

長崎バス発行のスマートカードを、自動割引精算に設定する際にも書面の記入・提出が必要ですが、そのような感じですね。

手帳をお持ちのご本人や、またご本人と関係のある方(特に、ご本人が第1種・A種・第1級の場合)は、よく利用する交通機関についてぜひ一度、よく調べてみてはいかがでしょうか。
自分は、それぞれどのようにニーズがあるのかは分かりません。
しかし各々でニーズに応じて、
「知らなかった!」
「実は損してた!」
「誤解してた……」
から、学んで用いていただけると、こちらとしても幸いに思います。